2025.10.08
Sir John Gurdon 追悼
I would like to express my deepest condolences on the passing of Sir John Gurdon.
I first met Sir John nearly forty years ago, shortly after I returned to Japan from the United States and had just begun my research in developmental biology. At that time, I had only recently started experiments using animal caps at the University of Tsukuba. During one of his visits to Japan, he kindly came to Tsukuba University. I still remember having lunch with him and Professor Satoru Kobayashi (University of Tsukuba) and some other colleagues at the hotel nearby, where we discussed the heterogeneity of animal caps. He also visited my laboratory, and the photograph we took together on campus remains a treasured keepsake for me and for the lab members of that time.
In the years that followed, Sir John visited Japan on several occasions—for the International Xenopus Conference, meetings of the Grant-in-Aid for Scientific Research on “Dynamics of Developmental Systems,” and conferences to promote genomics research on Xenopus laevis. On each occasion, he provided great inspiration to Japanese researchers. His receipt of the Nobel Prize in Physiology or Medicine in 2012, together with Dr. Shinya Yamanaka, was a tremendous encouragement to all of us working in developmental biology.
Sir John was a thoughtful and calm scholar, yet when it came to scientific discussions, he spoke with remarkable enthusiasm and passion. Although he was a great scientist, I will never forget the innocent, boyish smile that he would occasionally show.
I sincerely pray for the repose of his soul.
Naoto Ueno,
National Institutes of Natural Sciences, National Institute for Basic Biology
2025.04.09
個人情報漏洩の可能性に関するお知らせとお詫び(2025/04/09)
日本発生生物学会 会員各位 (対象:入会日が2025年3月6日以前の方)
この度、当会契約のレンタルサーバー(エックスサーバー)内にあります会員管理システムが一時的に第三者による不正なアクセスを受けたことが判明いたしました。
これまでに会員の皆様の個人情報が漏洩したという報告はございませんが、調査を行いました結果、漏洩の可能性を完全には否定できない状況であるため、現時点までに明らかになっていることおよび今後の対応につきましてご報告申し上げます。
■対象となる可能性のある個人情報
会員番号・会員番号に紐づくパスワード・氏名・所属先名称・所属先住所・電話番号・メールアドレス・生年月日・性別
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漏洩の可能性のある個人情報には、クレジットカード情報は含まれておりません。
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① 現在の対応状況
現時点では被害報告は上がっておりませんが、当会では速やかに会員管理システムの国内外からのアクセス遮断および調査を行い、データベース内に不正なコードの混入がないことを確認しました。
② 会員の皆様へのお願い
万が一、当会を名乗る不審なメールや電話等があった場合には、対応せずに当会までご連絡いただけますと幸いです。また、会員管理システム再稼働後にパスワードの変更やセキュリティ対策の強化をお願いいたします。
③ 今後の対応とお詫び
この度は、皆様にご心配とご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。再発防止のため、reCAPTCHAを導入して、セキュリティ強化をさらに徹底し、皆様の個人情報保護に努めてまいります。
※会員管理システムの再稼働は、4月下旬を予定しています。
対応済み:
学会のメールアカウントやWEB関連で利用する各種サービスやアクセスのパスワード変更
対応予定:
reCAPTCHA導入およびパスワードの桁数増加、クレジット決済システムSquareの3Dセキュア導入
※合わせまして、会員管理システムの刷新を予定しています。
特記事項:
第58回大会(名古屋)の演題登録に際しまして、2025年度会費納入は、会員管理システム再稼働まで猶予を設けることとしました。会員管理システム再稼働後、年会費の納入をお願いいたします。
ご不明点やご心配な点がございましたら、下記お問い合わせ先までご連絡ください。
【お問い合わせ先】
一般社団法人 日本発生生物学会 事務局
電話番号:078-306-3072
メールアドレス:jsdbadmin@jsdb.jp
2025.01.06
高橋会長メッセージ(2025年1月)
2025年、あけましておめでとうございます。
先の会長選挙の結果をうけ、2期目も会長として務めさせていただくことになりました(正式には6月の理事会と総会での手続きを経て決定されます)。少々気が早いですが、2期目もどうぞよろしくお願い申し上げます。
「正月休みぐらいは心穏やかに過ごせる(あるいは過ごしたい)」という気持ちは、以前は当たり前のように受け止めておりましたが、1年前の能登半島地震を受け、大地震は元旦でもお構いなく襲ってくるということを思い知らされました。能登半島の復旧復興が遅々として進まない現状を見るたびに心が痛みます。一方で、炎天下そして雪降る中での若いボランティアたちによる懸命な貢献の姿を見ると頭が下がる思いであり、日本の未来も明るいぞという気持ちになります。
ところで、私たちは発生生物学者としてどのような社会貢献ができるのでしょうか。昨今、研究費応募時や成果報告時において、「社会貢献」という言葉と対峙することが多くなりました。いろんな人と話をしてみると、この言葉は治療法や創薬、特許、(メディアや市民講座などによる)アウトリーチ活動といったイメージとして捉えられているようです。もちろんこれらの活動も重要ですが、ともすればこれらのウエイトが強調されすぎて、基礎研究の本質を見失っているのではないかと感じるケースも散見されます。これは日本のみならず世界的な潮流のようで、海外の友人(発生生物学者)と話をすると、このような潮流を憂いている人も少なくありません。
私自身は、本質を探る優れたサイエンスそのものが、未来の社会づくりに大きく貢献するはずである、と確信しております。しかしそのためには、我々科学者も相当の努力をする必要があります。必死に脳みそを絞って考えるのはもちろんですが、たとえば学会や研究会で、研究成果やその発展性などについて真剣に議論をすることも重要です。そのためには、研究発表が一方通行ではなく、広く聴衆に理解される必要があります。また自分の専門外の分野にも好奇心をもって近づくことも有効です。「次世代に向けた社会貢献」は、このような日々の地道な努力があってこそといえるでしょう。プロ同士、心を揺さぶる(揺さぶられる)研究が、日本発生生物学会から次々に生まれるような学会運営を目指してまいりたいと思います。
今年は、7月に日本発生生物学会と日本細胞生物学会の合同大会が名古屋で開催されます(JSDB大会長:大澤志津江さん、JSCB大会長:井垣達吏さん)。普段あまり目にしないトピックスにも大いに首を突っ込んでみてください。きっと何か新鮮な発見があるはずです。また来年の2026年発生生物学会大会(@広島:荻野肇大会長)では、フランス発生生物学会とのジョイントシンポジウム等も企画され、多くの発生生物学者がフランスから来訪される予定です。
最後に私からのお願いメッセージをもって、新年の挨拶といたします。
「(特に中堅の人たちは)これから「目利き」として日本の発生生物学を支えていって欲しい。(全学会員のみなさんは)無限の伸びしろをもっている今の学生たちに、発生生物学のワクワク感をたっぷり語って欲しい。」
2025年も、のびのびと はっちゃけてください!
2025年1月
日本発生生物学会 会長(代表理事)
高橋淑子