2022.12.16
NGS発生生物学現場の会2022 参加報告書 クォン スンジュン(九州大学)

九州大学 システム生命科学府 5年一貫制2年
クォン スンジュン(KWON SEUNG JUNE, 権 昇俊)
クォン スンジュン(KWON SEUNG JUNE, 権 昇俊)
発生学会のニュースレターから「NGS発生生物学現場の会」が開催されることを知って、すぐ行きたいと思った。私はwetの実験も好きだが、バイオインフォマティクスの解析にも以前から興味を持っていて、Bulk RNA-Seqなどのデータ解析を行っている。しかし、dry解析については正規の教育を受けたことがなく、本やインターネットで独学してきたため、解析を行いながらも「このやり方で大丈夫かな」という不安を常に抱えていた。研究室内にNGS解析を行っている人は私一人で、質問や議論がしたくても、する人がいない。このような状況で、NGSを用いた研究を行っている研究者及び学生が集まり、各自のデータ解析手法や「悩み」を共有するというシンポジウムは、私にとってとても魅力的なイベントだった。メールが来たその日に申し込んだことをまだ覚えている。
二日間の短い期間だったが、本当に密度の濃い、有益な時間だったと思う。「自分はまだビギナーだから、色々聞きに行こう」という軽い気持ちで開催を楽しみにしていたのだが、実際行ってみたら、期待していた以上に楽しかった。5分間の参加者全員の研究紹介からワールドカフェと招待講演まで、全てが面白い時間だったが、一番好きだったのは一般発表の時間だった。全員の発表者の発表後に、見たことのないほどの活発な質疑応答の時間が、すごく楽しかった。私も、wet・dry両方初心者でありながら色々質問したのだが、私みたいな修士課程の学生から、経験豊富な先生まで、様々な分野の人がNGSで一つになって楽しく議論するところを、目の当たりにすることができた。また、コロナの影響で、大学院に進学してから研究室外で発表する機会が少なかったのだが、今回の一般発表が私にとって初めての学外発表になり、自身の研究について今まで気づいていなかった視点から、色々なアドバイスを受けることができた。最後に、同じ年代の学生からシニアの先生まで、交流会も含めてたくさんのお話ができてすごく楽しかった。お互いを「○○さん」と呼ぶことも、学生からして先生との距離が縮まることを実感することができた。
このような有益で面白いシンポジウムを開催してくださった、日本発生生物学会の関係者の皆様に感謝申し上げます。
二日間の短い期間だったが、本当に密度の濃い、有益な時間だったと思う。「自分はまだビギナーだから、色々聞きに行こう」という軽い気持ちで開催を楽しみにしていたのだが、実際行ってみたら、期待していた以上に楽しかった。5分間の参加者全員の研究紹介からワールドカフェと招待講演まで、全てが面白い時間だったが、一番好きだったのは一般発表の時間だった。全員の発表者の発表後に、見たことのないほどの活発な質疑応答の時間が、すごく楽しかった。私も、wet・dry両方初心者でありながら色々質問したのだが、私みたいな修士課程の学生から、経験豊富な先生まで、様々な分野の人がNGSで一つになって楽しく議論するところを、目の当たりにすることができた。また、コロナの影響で、大学院に進学してから研究室外で発表する機会が少なかったのだが、今回の一般発表が私にとって初めての学外発表になり、自身の研究について今まで気づいていなかった視点から、色々なアドバイスを受けることができた。最後に、同じ年代の学生からシニアの先生まで、交流会も含めてたくさんのお話ができてすごく楽しかった。お互いを「○○さん」と呼ぶことも、学生からして先生との距離が縮まることを実感することができた。
このような有益で面白いシンポジウムを開催してくださった、日本発生生物学会の関係者の皆様に感謝申し上げます。