2020.01.31

海外便り№2 後藤彰さん(ストラスブール大学)

所属:ストラスブール大学、フランス国立科学研究所(CNRS)、昆虫自然免疫モデルユニット(M3I; UPR9022)
University of Strasbourg, CNRS, Insect Models of Innate Immunity (M3I; UPR9022).
タイトル:ショウジョウバエをモデル生物として用いた自然免疫シグナル伝達経路の研究

 現在、私はフランス国立保健衛生医学研究所(INSERM)の主任パーマネント研究員として、フランス・ストラスブール大学で働いています。名古屋大学院時代は、故・北川康雄教授および門脇辰彦准教授の下で、ショウジョウバエの培養細胞から、ヒトの血液凝固因子の一つであるvon Willebrand factor(vWF)と相同性を有するHemolectin(Hml)を発見しました(Goto et al., 2001 and 2003)。この博士研究をきっかけにして、自然免疫の研究分野に魅了されました。当時から有名であったPr. Jules Hoffmann(2011年ノーベル医学生理学賞を受賞)に直談判の手紙を書き、ポスドクとしてPr. Jean-Marc Reichhartのチームで働きました。その間、ショウジョウバエの自然免疫経路の一つであるImmuno deficiency (IMD)経路の活性化に関わる新規核内因子Akirinを同定しました(Goto et al., 2008)。日本に帰国後は、理化学研究所の藤井慎一郎先生のもとで、哺乳類を用いた自然免疫研究について多くのことを学びました。この経験を生かして、またショウジョウバエを用いた研究に戻り、東北大学の倉田祥一朗教授のもとで、細胞内寄生細菌リステリアの感染防御に関わるListericinを見つけました(Goto et al., 2011)。その後、フランスに戻り、Pr. Jean-Luc Imlerと共に、抗ウイルス反応に関わる新しい経路(dSTING-dIKKβ-NF-κB)とその経路が調節する新しい抗ウイルス因子Nazo(謎)を同定しました(Goto et al., 2018)。
 このように私は、これまで自然免疫シグナル伝達経路の分子機構の解明を目的として、様々な病原菌(細胞外細菌、カビ、細胞内細菌、ウイルス)を用いて研究を続けてきました。学位取得後から、ポスドクと特任助教を経て11年後にポジションを取りました。苦しかった時期もありますが、多くの興味深い研究テーマに携わることによって、たくさんのことを学び経験を積むことができました。当研究室は、ショウジョウバエおよび蚊を用いた自然免疫の研究に精通した有能な研究者が多く所属しています。ほぼ毎週、研究所内セミナーや招待講演セミナーなども開かれ、日本を含め外国との共同研究も盛んに行われています。
 ストラスブール市は、 45万人ほどの中規模都市ですが、多くの歴史的な建物もあります。旧市街のプティットフランス、欧州会議場、大聖堂など、見どころ満載です。 美味しいワインとアルザス料理も楽しめます。ドイツのケール市は車で15分ほどで、ドイツの美味しいビールや料理も楽しめます。住みやすい街です。
 2015年にはHDRも取得したので、少人数ではありますが、新しく抗がん免疫の研究プロジェクトに挑戦しています。興味深いデータも出始めてきたので、現在ポスドクを募集中です。ご興味のある方は、是非ご連絡ください!

主な論文:
1.Goto A*, Okado K, Martins N, Cai H, Barbier V, Lamiable O, Troxler L, Santiago E, Kuhn L, Paik D, Silverman N, Holleufer A, Hartmann R, Liu J, Peng T, Hoffmann JA, Meignin C, Deaffler L, Imler JL*. The kinase IKKβ regulates a STING and NF-κB-dependent antiviral response in Drosophila. Immunity 49:225-234. (2018) * Corresponding authors.
2.Goto A*, Fukuyama H, Imler JL, Hoffmann JA. The Chromatin Regulator DMAP1 Modulates Activity of the Nuclear Factor κB (NF-κB) Transcription Factor Relish in the Drosophila Innate Immune Response. J. Biol. Chem. 289:20470-20476 (2014) * corresponding author
3.Goto A, Yano T, Terashima J, Iwashita S, OshimaY, Kurata S. Cooperative regulation of the induction of the novel antibacterial Listericin by PGRP-LE and the JAK-STAT pathway. J. Biol. Chem. 285:15731-15738 (2010)
4.Goto A, Matsushita K, Gesellchen V, Kuttenkeuler D, Takeuchi O, Hoffmann JA, Akira S, Boutros M, Reichhart JM. Akirins are highly conserved nuclear proteins required for NF-κB-dependent gene expression in drosophila and mice. Nat. Immunol. 9:97?104 (2008)
5.Goto A, Blandin S, Royet J, Reichhart JM, Levashina EA. Silencing of Toll pathway components by direct injection of double-stranded RNA into Drosophila adult flies. Nuc. Acid Res. 31:6619-6623 (2003)
6.Goto A, Kadowaki T, Kitagawa Y. Drosophila hemolectin gene is expressed in embryonic and larval hemocytes and its knock down causes bleeding defects. Dev. Biol. 264:582-591 (2003)
7.Goto A, Kumagai T, Kumagai C, Hirose J, Narita H, Mori H, Kadowaki T, Beck K, Kitagawa Y. A Drosophila hemocyte-specific protein, hemolectin, similar to human von Willebrand factor. Biochem. J. 359:99-108 (2001)
2020.01.06

海外便り№1 服部太祐さん(University of Texas Southwestern Medical Center)

University of Texas Southwestern Medical Center
Departments of Physiology and Neuroscience

Assistant Professor 服部太祐(Daisuke Hattori)

Web: www.utsouthwestern.edu/labs/hattori/
Email: daisuke.hattori@utsouthwestern.edu
日本発生生物学会員の皆様、こんにちは。私は東大理学部生物学科の平良眞規先生の研究室にて卒研を行って学士を修了し、UCLAのLarry Zipursky先生の研究室で博士を取得しました。その後、Columbia大学のRichard Axel先生の研究室でポスドクをし、約一年前よりUT SouthwesternのDepartments of Physiology and NeuroscienceでAssistant Professorとしてラボを運営しています。

私が生物学に興味を持ったきっかけは、当時私立東海高校の生物教諭だった宮地祐司先生の授業を受けたことでした。宮地先生は、教科書に載っている事象はどのような実験を経て立証されたのか、という観点から授業をされました。この授業を通して、観察に基づき仮説を立て、実験をデザインし、結果を検証する、という研究活動のロジックの面白さに感銘を受けました。特に分子生物学と神経科学に興味を持ちました。感情・記憶・思考など人間性の根幹を規定する脳の機能まで、分子でできた神経回路の活動によって制御されている。その仕組みを知りたい、という好奇心が、研究職を目指した原点です。

大学では神経の初期発生を勉強したいと思い、卒研生として平良先生の研究室でアフリカツメガエル予定中脳後脳境界領域に特異的に発現するbHLH型転写抑制因子XHR1の下流遺伝子の同定に関わりました。初めて自分の手を動かしての研究は、信じられないほど面白く、またジャーナルクラブなどでの議論もとても刺激的で、研究をずっとやっていきたい、と確信することとなりました。とても未熟だった私に、時間を惜しまず丁寧にご指導くださった平良先生、並びに平良研の先輩・後輩の先生方には、この場を借りて深くお礼を申し上げます。

大学卒業後は修士課程で平良研に3ヶ月在籍したのち、米国カリフォルニア州ロサンゼルスにあるUCLAの博士課程に進学しました。博士課程からアメリカへ来た理由は二つあります。一つ目はサイエンスです。平良研在籍まもない頃、国際発生生物学会がちょうど日本国内、京都で開催され、私も参加することができました。その基調講演でCory Goodman先生の軸索誘導の話を聞き、神経回路形成の分子機構にとても興味を持ちました。二つ目はアメリカの多様性です。私は大学時代に海外をバックパッカーとして貧乏旅行しましたが、その時にアメリカならではの多様性、そしてその多様性に対する寛容さを、直に体験することができました。様々なバックグラウンドを持つ人々が集まる環境で面白い研究をしたい、と思ったのがアメリカ行きを決めた背景でした。

大学院では神経回路形成の分子機構を研究しました。ちょうどZipursky研で38,016種類の一回膜貫通型タンパク質アイソフォームを選択的スプライシングによりコードするショウジョウバエの遺伝子、DSCAM1が同定された頃で、この分子の軸索誘導における役割の研究が盛んに行われていました。私はアイソフォーム多様性の神経回路形成における機能をテーマに研究しました。この研究を通して、DSCAM1アイソフォームの多様性は、個々のニューロンに特異的な分子標識を与え、それによってニューロンが自己と非自己を認識し分けることを可能にしていることが分かりました。このDSCAM1アイソフォームによる選択的自己認識とその結果生じる反発シグナルは、一つのニューロンから枝分かれする軸索末端や樹状突起がそれぞれ交差せずに効率良く標的領域に分布する現象、self-avoidance(自己交差忌避)を制御しています。のちの研究で、脊椎動物ではProtocadherin(Cadherin-related neuronal receptors)の多様性がDSCAM1と同様の作用機序を介してself-avoidanceを担っていることが分かっています。従って、ショウジョウバエを使った研究によって神経回路形成における種を超えて重要な現象の分子機構が明らかにされた、と言えると思います。

大学院卒業後は神経回路の構造とその機能を研究したいと思い、米国ニューヨークのColumbia大学、Richard Axel先生の研究室にポスドクとして加わりました。Axel先生は、生物学はもちろん、古典や文学にも大変造詣深く、またとてもユーモラスな方で、先生に会うのが楽しみな毎日を送ることができました。研究はショウジョウバエの嗅覚系においてどのように学習がなされ、その記憶が形成されるか、という命題をもとに行いました。学習・記憶に重要なキノコ体神経回路構成ニューロンの包括的同定をJanelia Research Campusの麻生能功先生と共同研究で行い、また、はじめて経験する匂いと既知の匂いとを識別する神経回路のドーパミン依存的作用機序を、新しい行動実験系の確立と一細胞単位での神経活動の記録・改変をもとに明らかにしました。ポスドクの時の仕事の詳細は日本神経科学会の2月号ニュースに研究室紹介として寄稿したので、そちらを参照ください。

これらAxel研におけるポスドク研究の結果をもとにアメリカで職探しをし、昨年末より研究室の運営を始めました。UT Southwesternはテキサス州ダラスの街にあります。テキサス、というと荒野が延々と続いている西部劇のような印象を持っていたため、大都市ばかりに住んだあとだったこともあり、一抹の不安もありました。しかし実際に来てみると、ダラスは全米第4の人口を誇る都市圏の中心都市で、いくつも美術館・劇場がある文化的な街であると分かりました。人種多様性も高く価値観もリベラルで、アメリカ大都市ならではの自由な気風を感じられます。UT Southwesternはノーベル賞学者を今までに6人輩出しているメディカルスクールで、特に若手研究者への支援が手厚いことで知られています。この良い環境を生かして、オリジナリティーとインパクトのある研究を、楽しくやっていきたいと思っています。研究室の方向性としては、動物がどのように予測外の現象を効率的に感知するのか、また、動物の内的欲求が、どのように欲求対象の探索行動を制御するのか、という命題をもとに、その作用機序を新しい行動実験系の開発と、分子・神経活動の記録・改変を通して、分子・細胞・神経回路のレベルで明らかにしていきたい、と思っています。それ以外にも様々な研究テーマがありますので、大学院・ポスドクなど興味のある方は気軽に連絡ください。また近くにお立ち寄りの際にはラボ見学など歓迎します。どうぞ、声を掛けてください。

最後となりますが、恩師の先生方、お世話になった同僚・共同研究者の先生方、また、このメッセージの執筆をお誘いいただいた、東大理学系研究科長・日本発生生物学会長の武田洋幸先生に、心よりお礼を申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
実験中のラボメンバー
2019.09.24

夏季シンポジウム2019 アンケート結果

回答数:14

Q1. 参加して良かったですか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
良かった
14
100
2
普通
0
0
3
良くなかった
0
0
4
その他(ご意見欄に記入ください)
0
0
ご意見

1.とてもきれいな施設で、よくオーガナイズされていて、楽しい会でした。また、施設の方々も大変良くしてくださいました。オーガナイザーの皆様、ありがとうございました。
2.たいへん楽しい2泊3日だった。
3.厳しくかつ教育的なシンポとして、非常に良かったと思います。
4.日本両棲類研究所の所長を始めとするスタッフの皆様には本当にお世話になりました。ありがとうございました。
locationがniceだった
5.こういう少数精鋭の会に参加することは、今まで性格的に尻込みしていたが、思い切って参加してボコボコにされたことは、むしろ良かったと思う。討論会や懇親会で、豪華なパネリストの先生のお話を聞けたのも貴重な経験だった。

Q2. この会での一番の収穫は何でしたか?

1. 質疑応答時の議論で自分の未熟さを思い知ったこと
2. 若手の育成の仕方、学会のあり方、研究のあり方について再考する機会を得たことです。
3. 研究を進めていく上での有用な意見
4. 自分の今後の研究の進め方についての提案。具体的なモノから概念的なものまで。
5. 出会い。
研究に対しても、今後の研究人生に対しても、たくさんアドバイスをいただけた。
6. 両生類研究者としての個人的理由になりますが、日本両棲類研究所の所長を始めとするスタッフの皆様と知り合えたことが大きな収穫です。
7. 研究に熱意を持った若い研究者が多数いることがわかりました。
8. 篠崎先生の地域復興にかける熱い思いが伝わってきたこと。
9. 基礎研究を第一線でなさっている先生方と議論する中で、目標となる研究者像(?)が具体的になったこと。
10.西の両生類研究センターと東の両棲類研究所のスタッフが顔を揃えたところで、JSDBの若手のactiveな発表を聞けたこと。
11.自分の研究のブラッシュアップができたこと
12.同年代の若手研究者との密な交流ができた
 シニア研究者たちと同じ目線で討論できた
13.普段の学会ではあまり触れることのない、「いかにブレイクスルーを起こすか」等の視点からの議論にたくさん触れることができたことです。
14周りの「若手」と呼ばれる人が意識高く、また目標を持って研究に打ち込んでいるのを見て、今の自分のレベルとのギャップを強く感じたこと。

Q3. 会の形態(場所、運営の形態などについて)はいかがでしたか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
良かった
11
78.6
2
普通
2
14.3
3
良くなかった
0
0
4
その他(ご意見欄に記入ください)
1
7.1
ご意見

1.音響・マイクに問題あり。発表者の声が反響しすぎることに加え、水槽に循環させる水の音がかなり大きかったため、3列目以降は聞こえにくかった。
2.開催場所に惹かれたというのは参加の動機としてある。運営も若手中心なのは、若手の一人として気軽に参加しやすいところはある。が、幹事の負担が一人に集中しすぎているようにも見えたのも事実。また、せっかく中禅寺湖まで来たので、もう少しのんびり湖畔を散歩するようなこともしてみたかった気持ちは正直ある。
3.日本両棲類研究所は、その活動意義が素晴らしい上に自然と温泉に恵まれ、このようなサイズのアカデミックミーティングの場所として非常に良かったと思います。また発表と討論の時間が十分あり、かつ発表毎にコーヒーブレークがあったので、集中力を保つことができました。
4.参加者が少数ですので、上のカフェでくつろぎながら発表と討論を行っても良かったのではないかと思いました。
5.オオサンショゥウオが居る部屋での研究会は初めての経験だった。
6.質疑応答が長くとってあったのが素晴らしいと思いました。休憩の頻度と時間もちょうどよかったと思います。
7.日本両棲類研究所の方には、会期中大いにサポートしていただき、本当にありがたかった。ありがとうございました。宿舎と会場が近く、無駄な時間がなかったのも良かった。たと思う。

Q4. 集まる人数、年齢層はどうでしたか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
良かった
6
42.9
2
普通
4
28.6
3
良くなかった
1
7.1
4
その他(ご意見欄に記入ください)
3
21.4
ご意見

1. もう少し博士課程~ポスドクの参加者がいても良いのでは?
2. 参加する学生の数が少なすぎるという事実を真摯に受け止め、今後について検討する必要があると感じました。
3. やや規模が小さいことが気になりました
4. 少人数でじっくり話し合えたのでよかった。なので人数はこの程度でよいと思う。ただ、若手がこれ以上少なくなるとよくないとは思う。もう少し多い分には構わないが。
5. 人数規模は、2泊3日のプログラムに余裕を持たせる為にも、今回程度が適当と思います。
6. 若い研究者の交流の場を作るという点では、もう少し若手の参加者が多くても良いと思いました。
7. 修士課程2年から博士後期課程1年の学生が多く、ポスドク先や助教のポジションを探している若手がいなかった。
8. 発表者がもう少しいてもいいのかな、と思いました。
9. もう少し若手の参加があつても良かったのでは、
10.最初、若手の参加人数が少ないように感じたが、終わってから考えるとむしろこのぐらいの方が、一人一人に対して濃密な議論が可能であり、適当な人数、年齢構成であったように感じる。最終日は、年齢など関係なく、盛り上がっていたが。

Q5. 発表の内容はいかがでしたか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
良かった
10
71.4
2
普通
4
28.6
3
良くなかった
0
0
4
その他(ご意見欄に記入ください)
0
0
ご意見

1.総じて気概のある人々が揃っていて面白かった。発表25分+質疑応答20分という長さもベストな選択であるように感じた。研究対象の面では少々偏りがあり、植物や理論系の発表も聞いてはみたかったが、これは参加者の立候補によるものなので仕方ないと思う。
2.発表者はよく準備してきており、そこに強い意欲とやる気を感じました。そのような発表に対して、何が良くて何が不明瞭なのか、突っ込んだ議論ができたのが教育的で良かったと思います。
3.修士課程2年, 博士後期課程1年にしてはデータもあり、良く頑張っていることが伝わってきました。
4.活き活きした発表が多くて良かった。
5.他の人のレベルが高く、刺激を受けた。

Q6. 今後このような会を継続して開催する意味があるでしょうか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
ある
12
85.7
2
ない
0
0
3
その他(ご意見欄に記入ください)
2
14.3
ご意見

1.シニアの先生と密に触れ合う機会はあまりないため貴重な経験だった
2.参加学生の人数が10名を割っている時点で、このままの形式で開催することについて、見直す時期にあるかと思います。
3.学生や若いポスドクとシニア研究者が、研究等の将来について真剣に議論できる場として、是非とも継続すべきと思います。

Q7. 会を開催するとすれば、どれくらいの頻度で開催するべきでしょうか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
毎年
3
21.4
2
隔年
8
57.1
3
必要に応じて
2
14.3
4
その他(ご意見欄に記入ください)
1
7.1
ご意見

1.もしも学生のための会であるのならば、毎年開催にすべきかと思います。研究室の学生は、先輩を見て、(自分が同じ学年になったときの)参加を目標にしたりしますので。ただ、そもそもこのまま開催するべきなのかーということについては再考すべきかと思います。
2.毎年では主催側も疲弊し、参加者もルーチン化してゆくように思える。隔年かそれ以下でよいと思う。
3.若い参加者への教育効果を考えると毎年が良いと思いますが、オーガナイザーの負担を考えると、隔年程度が継続しやすいかもしれません。
4.毎年開催が望ましいとは思いますが、実際には難しいと思います。募集の時に、2年に1回のチャンスだから、積極的に出る方が良いことをアピールする必要があると思いました。

Q8. 会を開催するとすればいつがよいでしょうか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
年会の前後に行うべき
2
14.3
2
年会とは関係のない時期に行うべき
10
71.4
3
その他(ご意見欄に記入ください)
2
14.3
ご意見

1.若手同志が集まる機会を提供し、若手を育てる目的で始めたシンポジウムですが、最初に始めた頃とは、大学改革で授業体系も大きく変わり、就職活動も長期化し、大学で学生が参加しなければ行けない様々な行事も増えてしまっていて、学生が忙しくなっています。特に発生学会は、そもそもの本大会で日本人学生の参加者が他の学会と比べて激減していると感じています。そのため、個人的には本大会の方を立て直して、学生を本大会に呼び戻すことの方が先決に思います。学生も忙しいので、複数ある学会のうち、魅力的なものだけを選んで参加していますし、夏季シンポジウムにまで参加する余力はないのかもしれません。もし、このままやるとしても、本大会の前日に組み込むような形にするなどするのはいかがでしょうか。
2.年会とは独立して考えてよいのではないでしょうか。
3.これはQ10にも関連する。年会の前後でやるならば、いっそ年会の関連集会として発生学会年会自体を盛り上げる方向に向かうべきだと思う。
4.今回と同様、8月末か9月初頭が良いと思います。授業のある時期は、参加者が限られます。
5.やはり夏休みシーズンが参加しやすくて良い
6.先生方のご都合を合わせるのは大変かと思うが、年会の場所、時期とは無関係に行ったほうが、個性的で面白い会になりそうな感じがする。

Q9. 会を開催するとすれば、改善するべき点はどのようなことでしょうか?

1.シニアの先生にも発表をお願いしたい。学生がシニアの先生の発表を聞いて、問題点などを指摘する下剋上的なものもあっても良いのでは?
2.若手同志が集まる機会を得ることは大事ですが、若手同志で語り合うよりも、シニアの話を聞くことがメインになってしまっているのであれば(それはもちろん良い機会でもありますが)、シニアも再考が必要なのかもしれません。若手が自発的に若手の会を行うのをサポートするという形式もあるでしょうか。
3.博士課程やポスドクの発表者が中心であったが、学部生や修士の学生などにも発表機会があればよりよくなるのではないかと思いました。発表時間を短くするなどすれば可能だとも思います。参加者数の増加にもつながって、いろんな人の話を聞けるよい機会になるのではないでしょうか。
4.特になし。
少人数制がすごくよかった。
5.2泊3日のプログラムとしては、ほどほどに余裕があって、特に不都合な点はなかったと思います。
6.若手の発表者がもう少し増えればと思います。
7.そろそろ英語での発表を入れていくのも良いかも、、
8.今回の会は素晴らしかったと思うので特別な意見がありません。

Q10.会を開催するとすれば、参加者を発生生物学会員に限定するべきでしょうか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
発生生物学会員に限定すべき
1
7.1
2
発生生物学会員に限定しなくて良い
12
85.7
3
その他(ご意見欄に記入ください)
1
7.1
ご意見

1.是非様々な分野の方の発表を聞きたい。議論の幅が広がるはず。
2.若手研究者は所属学会にこだわらずに自発的に色々な若手の会を組織しているようですし、そのような形が最も喜ばしいことに思います。
3.仮に発生学会員に限定するなら、わざわざ独立したシンポジウムではなく年会の期間中に行えばよいのではないか。それでもなお「独立させた方が年会では得られないことがこの会で得られる」というのなら、得られるものも得られない年会の在りかたの方を見直すべきだろう。この会は発生学会員のみならず、むしろ他分野から見た発生学の使い方、また発生学と言う分野への違和感やブレイクスルーをもたらすような提案をも期待し、門戸を広く保つべきだと考える。
4.若手会員を増やす為にも、特に限定せずに、発生生物学会の行事として開催するので問題ないと思います。
5.学際的な研究が一般化している現在、発生関連の研究をしつつも発生生物学会には所属していない人も相当数います。応募総数にもよるので一概には言えないかも知れませんが、基本的には広く門戸を開くことが会のためにも発生生物学会のためにもプラスに働くと思います。
6.希望者が殺到し、応募倍率が非常に高い場合を除けば、学会員に参加を優先させる意味は特段無いように思う。むしろ、非学会員であっても参加を希望するような意欲的な人は、会にとっては有益だと思う。

Q11. 9月3日(火)最後の討論会はいかがでしたか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
良かった
10
71.4
2
普通
2
14.3
3
良くなかった
0
0
4
その他(ご意見欄に記入ください)
2
14.3
ご意見

1.シニアの先生方は発生生物学というテーマにとらわれずに面白いことを見つけて研究するものだと言っていて、確かにそれはあるべき研究者の姿ではあるが、実際は面白いことを見つけることにも苦労するし、仕事となればどうやって稼げるのかを考えなければいけないし、様々なしがらみがあるのも現実。そういうことまで議論できればもっとよかった。
2.基本的にはとても有意義であった。しかし議論が収束せずに終わった点もあり、不完全燃焼にも思える。別に議論をまとめる時間をとっても良いのではないかと思った。
3.15分ほどの議論で席替えをするシステムがよかった。あの手のグループディスカッションは長引くとしばしば硬直してゆくし、どれだけ垣根無くと言ったところで年長者や声の大きい者に最後は引きずられてゆくというのを何度も経験している。事前のプレゼンも知識の言語化と整理という点で有効であったし、仮に反論があったとしてもそれは「他分野から見た発生学」と「発生学者が思う発生学」との乖離とも言えることだろう。内輪で回していてはやがて硬直する。
4.まとめるのが難しいテーマであることは自明でしたが、他の参加者の意見を聞くことがおもしろく、自分の考えを見直す良い機会になりました。
5.これまで、生物学を良くするためにどうすればいいかを微塵も考えてこなかったので、考える機会として、いい経験になりました。ただ、議題をわかりやすくしていただけたら、もっと良かったと思います。
6.発生生物学会らしいアクティビィティと感じた。
7.全体として、当初の討論の目的から外れた結論にいたったとしても、最初にとっかかりになるフレームがあったことは、討論をスタートする手助けになったと思う。短時間でメンバーが変わるスタイルも効果的だったと感じた。

Q12. 9月4日(水)、クロサンショウウオの観察、ハコネサンショウオの保全トンネル視察、奥日光及び養魚場視察はいかがでしたか?

No.
選択肢
投票数
投票率
1
良かった
12
85.7
2
普通
0
0
3
良くなかった
0
0
4
参加していない
2
14.3
5
その他(ご意見欄に記入ください)
0
0
ご意見

1.とても楽しかった。また行きたい。また採りたい。
2.素晴らしかった。しかし時間スケジュールとしては忙しかった。あれだけ見どころがあるなら仕方ないのだが。
3.クロサンショウウオの観察には大変満足しました。個人的には、サカナマニアなので、養魚場視察が無くなってしまったのが残念でした。
4.時間の都合でキャンセルになってしまった養魚場も見学したかったです。
5.養魚場の視察はなかった。
6.素晴らしかったです。大変貴重な経験をさせていただけました。今後の会でもこういったアクティビティが含まれているといいと思います。
7.フィールドワークは久しくしていなかったので、単純に楽しかった。「両棲類の保護活動」というテーマがあったのも、視察全体を理解する上で良かったと思う。

Q13. その他感想や、意見があれば自由に記入下さい。
貴重な経験でした。運営の方々に感謝申し上げます。
これまでたくさんの精鋭の若手を育成できた素晴らしいシンポジウムですし、参加した若手の方は一様に満足できているようで、歴代のオーガナイザーの方々のお陰と思います。ありがとうございました。一方で、今後のこのシンポジウムのあり方については、学会全体が良い方向に向かうように、最善の形を若手とシニアの学会員全体で再考した方が良いかもしれないと思いました。
参加してよかったと思います。長い時間の発表や質疑応答によって、自らのプレゼンテーション能力の反省点が浮き彫りになった。同時に研究を進めていく上での貴重な意見を得ることができ、有意義な時間を過ごせました。
シンポのテーマは発生生物学でしたが、日本両棲類研究所の所長さんのお話を伺い、保全生物学についても改めて考えることができ、良い機会でした。
サンショウウオ掬い、めちゃくちゃ楽しかったです!(笑)
付加価値のある場所での研究会は若手のみならずシニアにも刺激になった良かった。
貴重な機会に参加させていただき、本当にありがとうございました。

Q13. その他感想や、意見があれば自由に記入下さい。

1.貴重な経験でした。運営の方々に感謝申し上げます。
2.これまでたくさんの精鋭の若手を育成できた素晴らしいシンポジウムですし、参加した若手の方は一様に満足できているようで、歴代のオーガナイザーの方々のお陰と思います。ありがとうございました。一方で、今後のこのシンポジウムのあり方については、学会全体が良い方向に向かうように、最善の形を若手とシニアの学会員全体で再考した方が良いかもしれないと思いました。
3.参加してよかったと思います。長い時間の発表や質疑応答によって、自らのプレゼンテーション能力の反省点が浮き彫りになった。同時に研究を進めていく上での貴重な意見を得ることができ、有意義な時間を過ごせました。
4.シンポのテーマは発生生物学でしたが、日本両棲類研究所の所長さんのお話を伺い、保全生物学についても改めて考えることができ、良い機会でした。
5.サンショウウオ掬い、めちゃくちゃ楽しかったです!(笑)
6.付加価値のある場所での研究会は若手のみならずシニアにも刺激になった良かった。
7.貴重な機会に参加させていただき、本当にありがとうございました。
2019.09.24

夏季シンポジウム2019 参加報告書 矢ケ崎怜(京都大学)

京都大学理学研究科
修士課程2年 矢ヶ崎 怜
9月2日から4日にかけて日光・両生類研究所で行われた夏季シンポジウムに参加させていただきました。
院生向けの夏季シンポジウムだと聞いた瞬間、行くことを決めました。口頭発表をしたことがなかったため、良い練習になると考えていました。この段階での私の目的は、口頭発表の経験を積むこと、自分の研究についてアドバイスいただくことでした。しかし、実際にはもっと多くのことを体験し、吸収することができました。
一つ目は参加前の準備です。参加決定以降、改めてこれまでの研究を振り返り、どういう発表するかを考えました。日々目先のデータに囚われていましたが、もう一度研究の目的そしてデータを見つめ直す良いきっかけになりました。
二つ目はシンポジウム期間を通していただいた多くのアドバイスです。当初、私は自身の研究へのアドバイスをいただくことばかり考えていましたが、ここでいただいたアドバイスは多岐にわたっていました。例えば、スライド作成や発表の流れ、研究の伝え方、そして今後研究者としてどう研究をしていくべきか、どうしたら面白い研究ができるかなどです。三日間一緒に過ごす、このシンポジウムだからこそ、いただけたアドバイスだと思っています。
そして、三つ目はこの出会いです。普段お会いすることのできない先生方や同じ学生の皆さんにお会いし、話すことができ、たくさんの刺激を受けました。また最終日の両生類研究所で行われている保護活動の視察では、サンショウウオをみんなで夢中になって捕獲しました。先生や学生関係なく、ただ生物が好きなメンバーで過ごした、楽しい思い出です。
次回お会いする際には、成長した姿が見せられるよう、研究に励みたいと思います。

最後になりましたが、このような機会を設けていただいた運営側の方々に心より感謝申し上げます。
2019.09.24

夏季シンポジウム2019 参加報告書 高橋厚弥(中部大学)

中部大学
高橋厚弥
学会から旅費支援をいただき、9/2-9/4 に日光の日本両棲類研究所で行われた夏季シンポジウムに参加してきました。遠方から参加する身としては非常にありがたく、厚く御礼申しあげます。

元来、こういった「少数精鋭」の催しには尻込みしてしまう性格なのですが、オーガナイザーの先生が以前ポスター発表を聞きに来てくださったという一点のみを頼りに、周囲の先生の勧めもあって思い切って参加することにしました。特に、今年のシンポジウムでは、発表を若手のみに限った上で、発表25分、質疑応答20分という非常にタフな設定がされており、心理的なハードルは高いものでありましたが、参加して本当に良かったと思います。特に、同じ分野に取り組む幅広い年代の方々とお話しすることができ、人の繋がりを持つことができたことは大きな収穫でした。

1日目と2日目に行われた研究発表では、参加した方々の研究内容や研究材料も様々でしたが、どの発表者も質疑応答の時間が足らなくなるぐらい活発な議論が行われ、大いに刺激を受けることができました。かくいう自分は、自らの不勉強と拙さを痛感するばかりでしたが、普段の研究室とは異なる視点から忌憚のないご意見やご質問をいただき、今後の研究を考える上で非常に濃密な時間を過ごすことができました。山椒魚もまだ小さいうちに、たまには岩屋から外に出て、自らの大きさを理解することが必要であったわけです。少しでも意欲のある方は、まだ「若手」のうちにこういう機会を積極的に利用することをおすすめしたいと思います。

また、2日目の討論会では、白紙に書き込みながら15分ごとに3回メンバーを変えるという意欲的な形式もあり、発生生物学の将来から研究テーマの選び方、はては人生相談まで活発なディスカッションが行われました。最終的には「自分の面白いと思うことを研究すべし」という結論に至ったわけですが、そのことは3日目のサンショウウオ保全施設の視察で、パネリストの先生方自ら、先陣を切ってクロサンショウウオ採集に熱中しているのをみて、改めて強く感じたわけであります。

最後になりましたが、本シンポジウムをオーガナイズしてくださった守野先生、入江先生をはじめ、お忙しい中参加してくださったパネリストの先生方、事務局の桃津さん、日本両棲類研究所の皆さまに心よりお礼申し上げます。特に、会場になった日本両棲類研究所は、プライベートの研究所であるにも関わらず、このシンポジウムのために新たに周囲の道を切り開いていただいたなど、多大なるご支援をいただいたとお聞きしました。この4月に40年ぶりに再オープンしたばかりの研究所は、中禅寺湖の湖畔にたたずむ赤い三角屋根が目印です。日光の近くまでお寄りの際は、ぜひ巨大なチュウゴクオオサンショウウオやアカハライモリたちに会いにいっていただければと思います。
2019.09.20

夏季シンポジウム2019 ベストプレゼンテーション賞

9/2~4に開催されました夏季シンポジウム2019におきまして下記の方がベストプレゼンテーション賞を受賞されました。おめでとうございます。
最優秀賞:鈴木智佳さん(筑波大学下田臨海実験センター)
優秀賞:山川隼平さん(筑波大学)
※副賞は、第53回大会の参加費および懇親会が無料となります。(ただし発表を行うことが条件です)
2019.09.20

夏季シンポジウム2019 参加報告書 阪村颯(大阪大学)

大阪大学 理学研究科
D1 阪村 颯
皆さんは、多くのサンショウウオに囲まれながら研究発表したことがありますか?部屋に入って、最初に目に飛び込んだのは、都道府県ごとに区切られたブースの中にいる無数のアカハライモリ。奥へ進むと壁一面にたくさんの種類のサンショウウオが展示されており、その可愛さに魅了されました。極めつけは、岩かと思うくらいに大きなチュウゴクオオサンショウウオ。呼吸のために水面に顔を出している姿は威厳さえ感じました。一通り見終わった後、前方を向くと、モニターが設置されていて、私はここで発表するのだと認識しました。

今年の日本発生生物学会夏季シンポジウムは、栃木県日光市にある日本両棲類研究所で行われました。所属・学年を問わない発表者と、パネリストの方、合わせて二十名ほどの人数で、自らが行っている研究の議論を交わしました。今回のシンポジウムでは、発表25分、質疑応答20分と通常の学会に比べ、時間が大変長く設定されていました。そのため、発表者の方々は、自分の研究を隅から隅まで発表し、質疑応答では、時間いっぱいまで議論が続きました。このような量も質も兼ね備えた議論をできる機会は、これからもうないだろうと思えるほどに、素晴らしい内容であったと思います。私自身も、発表・議論を経て、多くの反省点が見つかり、今後の研究をブラッシュアップする手がかりが得られました。

今回のシンポジウムの良い点は、それだけではありません。発表会場から、階段を上がって二階に行くと、雰囲気のいいカフェになっていました。今夜の懇親会会場です。良いロケーションで、美味しいお肉とお酒とともに、立場を超えて話し合うことができて、とても濃い時間を過ごすことができました。また、最後の発表が終わった後は、「発生学はどこへ向かうべきか」について、議論しました。多様な考えを持つ方々と議論することで、自分の研究哲学を整理できる機会となったため、これからの研究生活の参考にしていきたいです。最終日には、日光の山中に入っていき、サンショウウオとヒキガエルの採取ツアーに行きました。希少なサンショウウオが、実際に自然の中で生きている姿は、とても貴重な光景だったと感動しています。

今回のシンポジウムでは、これからの研究人生に欠かせない貴重な経験をさせていただきました。素晴らしい会場で、濃い経験をさせていただいき、個人的には大満足です。最後に、シンポジウムの世話人をしてくださった、守野孔明先生、入江直樹先生には、大変お礼申し上げます。また、今回のシンポジウム参加にあたり、旅費支援をいただきました。重ねてお礼申し上げます。
2019.09.20

夏季シンポジウム2019 参加報告書 鈴木智佳(筑波大学・下田臨海)

筑波大学大学院 生命環境科学研究科
生物科学専攻(下田臨海実験センター)、JSPS (DC1)
D1 鈴木 智佳
学会から旅費をご支援いただいて、9/2-9/4にかけて、日光にある両棲類研究所で行われた夏季シンポジウムに参加しました。参加する前は、1人あたりの持ち時間が45分間と長いこともあり、気持ち的にやや憂鬱に感じていました(もちろん期待もあったからこそ参加を決意したのですが)。しかし、実際に参加してみると、研究の第一線でご活躍されている先生方や熱意ある若手研究者の皆様を45分間も独占して、自分の研究をアピールできる・議論できる、非常に贅沢な時間だったと感じています。さらに、パネリストの先生方と議論するなかで、自分の現在の到達点と、将来的に到達していたい点・目標とする研究者像が明確になり、研究へのモチベーションをあげる良い機会になりました。発表を準備する段階のしんどさに対し、期待以上の収穫があったように思います。また、普段は脊椎動物を用いた研究が多い発生学会の中で埋もれてしまいがちな、海産無脊椎動物を用いた研究をアピールできたことも収穫の一つであると考えています。
 濃い議論が繰り広げられていた研究発表会に加えて、最終日に企画してくださっていた、野山に分け入ってのサンショウウオの保護地の視察・ヒキガエルハントでは、先生方も含めて全員が子どもに戻ったように楽しんでいました。そんなメリハリのある空気のなかで、リラックスして学ぶことができ、存分に楽しむことができました。この会に携わってくださった方々と貴重な時間を共有できたこと、また、つながりを持てたことは何よりの財産です。
 末筆ながら、今回この会をオーガナイズしてくださいました守野先生と入江先生、パネリストの先生方、篠崎先生をはじめとした両棲類研究所の皆様、事務局の桃津さんに心より御礼申し上げます。来年度以降企画される際には、対象となる若手の学生や研究者の方々には是非参加をお勧めします。絶対にプラスになる刺激に溢れている会だと思います!
2019.06.20

日本発生生物学会運営委員会議事録 (一般社団法人日本発生生物学会第1回通常理事会議事録)

1.開催日時: 2019年5月14日(火)午前11時~午後2時
2.開催場所: 大阪国際交流センター 会議室
3.出席者:理事会構成員(15名・定足数8名以上)
(理事)上野直人、阿形清和、倉永英里奈、近藤滋、相賀裕美子、髙田慎治、髙橋淑子、田村宏治、塚谷裕一、中川真一、林茂生、藤森俊彦、松野健治、吉田松生(全理事16 名中、14名参加) 、
(オブザーバー)林良樹、武田洋幸、西田宏記、中村輝
(欠席理事)倉谷滋、和田洋
(事務局)森本充、佐々木洋、桃津恵子
4.議事概要: 定足数8名を超える14名の理事の出席を得て理事会が成立したことを確認した後、定款第三十四条に従い上野直人会長を議長として議事を進行した。

【報告事項】
1.DGD編集主幹の報告
出版状況、各賞の受賞者について報告があり、了承された。

2.事務局の報告
会員数、会費納入状況、岡田基金受賞者、2019年3月末会計監査、今後の派遣・招へい助成について報告があり、了承された。
3.大会準備状況の報告
第52回大会(大阪)の申込状況・準備状況、第53回大会(熊本)準備状況、第54回大会(札幌)準備状況について報告があり、了承された。
【第52回大会】
Plenary2名、シンポジウム6テーマ、口頭発表9テーマ(99演題)、サテライトワークショップ2テーマ(18演題)、ポスター発表214演題(教授ポスター10演題含む)の申込があった。事前参加申込が436名の申込があった。
【第53回大会】
2020年5月19日から22日に熊本城ホールで開催予定である。Plenary講演2名、竹市先生によるSpecial Lectureを検討中である。一般正会員の大会参加費の値上げを検討し、学生会員の参加費無料を継続する予定である。
【第54回大会】
2021年6月15日から18日に北海道大学学術交流会館で開催予定である。「世話人の負担が少なく持続可能で学会員が楽しめる学会」にするために、様々な試みを検討してく予定である。

4.日独合同若手ミーティング(京都)の報告
13日に京都で開催され、ドイツから11名、日本から35名の参加があり、口頭発表、ポスター発表が行われたこと、2020年10月にドイツで開催されるサマースクールを合同開催することについて報告があり、了承された。

5.生物科学学会連合・連絡会議の報告
定例会議報告、シンポジウム開催、生科連HPに学会ロゴを掲載すること、担当部会について報告があり、了承された。

6.キャリアパス担当の報告
ワークショップの開催準備状況について報告があり、了承された。
【キャリアパスワークショップ】
5月15日のランチョンセミナーとして「翔け博士人材!―博士人材のさまざまなキャリアパスについて考える―」として外部講演者3名の講演およびグループディスカッションを開催する。

7.夏季シンポジウム2019の報告
9月2日(月)から4日(水)において栃木県日光の日本両棲類研究所を会場として開催予定であることが報告され、了承された。

8.その他
  基礎生物学研究所で開催する松本深志高校の実習に後援することが報告され、了承された。


【審議事項】
(第1号議案) 2019年3月決算案(任意団体)の件
2019年1月から3月の決算書を審議の結果、全員異議なく原案通り承認された。

(第2号議案) 任意団体日本発生生物学会第52回総会議題の件
任意団体の第52回総会議題(案)を審議の件、全員異議なく原案通り承認された。

(第3号議案) 任意団体日本発生生物学会解散の件
5月16日に開催される任意団体の総会において任意団体を解散することが全員異議なく承認された。

以上の議事を終え、午後2時に閉会した。
2019.06.20

第52回日本発生生物学会総会議事録

日時:2019年5月16日(木)12:00~12:45
場所:大阪国際交流センターRoom A
次第
1.議長の選任
2.会長挨拶
3.報告事項
4.審議事項
5.任意団体から法人への移行


1.議長の選任
・会場から議長の立候補を募ったが現れなかったため、事務局が基礎生物学研究所の吉田松生会員を推薦し、議長に選出した。

2.会長挨拶(上野会長)
・西田宏記大会長および学生の皆様、協賛いただいた企業への謝辞を述べられた。
・任意団体として最後の総会であることを述べられた。

3.報告事項
1.法人化について(藤森運営委員)
・2018年の総会において学会の法人化が承認されており、今までの経緯および今後の進め方について報告した。

2.庶務報告(森本幹事長)
・会員数および会費収入を報告した。
・今後は以下のミーティングを予定している。
2019年9月2日‐4日/夏季シンポジウム(栃木・日光)
2019年10月23日‐29日/EDBC(欧州発生生物学会)(スペイン・Alicante)
2019年11月11日‐14日/EMTミーティング(熊本)
2020年5月19日‐22日/第53回大会(中村輝大会長・熊本)
2020年未定/APDBC 2020(Hong Kong(予定))
2020年10月/第3回日独合同若手ミーティング(ウルム・ドイツ)
2021年6月15日‐18日/第54回大会(中川真一大会長・札幌)

3.DGD編集委員会からの報告(仲村編集主幹)
・出版状況を報告した。61巻4号まで発行している。特集号について説明があった。
・Editor-in-Chief 賞:Niwa, Yuko S., Niwa, Ryusuke、Wiley-Blackwell賞:Masaki Kinoshita, Austin Smith、奨励賞:Takebayashi-Suzuki, Kimiko、Tatsuya Kamimura、Kazutaka Hosodaが受賞した。

4.第52回大会について(西田大会長)
・プレナリーレクチャー2名、シンポジウム36演題、一般口頭発表99演題、ポスター発表214演題、日本語の口頭発表18演題である。
・本日現在446名の参加申込があった。
・ポスター賞の投票に協力をお願いしたい。
・発表者の内訳(国内外・日本人外国人)について報告があった。

5.その他
・特になし


4.審議事項
1.2018年度・2019年(1-3月)決算報告(森本幹事長)
・2018年決算および2019年(1-3月)決算について報告があり承認された。

2.その他
・特になし

5.任意団体から法人への移行
1.任意団体会長挨拶(上野会長)
・2018年の選挙結果に基づき、次期会長は武田洋幸会員となることが報告された。

2.資産の移管
・財産目録を任意団体の上野会長より一般社団法人の武田会長へ手渡された。
・2019年の予算について報告があった。

3.会員から社員への移行
・任意団体日本発生生物学会の会員は、一般社団法人日本発生生物学会の社員になることが報告された。

4.一般社団法人代表理事挨拶(武田会長(代表理事))
・一般社団法人として引き続き学会活動を続けていくことが述べられた。

5.任意団体の解散(上野会長)
・第51回総会で法人化について審議・承認されている通り、この総会をもって任意団体を解散することを述べられた。