2007.02.26

DGD編集主幹 挨拶

DGD編集主幹 仲村 春和

 このたび、八杉貞夫先生の後任としてDGDの編集主幹をおひきうけ致し、すでに2006年12月から活動を開始しております。相澤会長も述べておられるようにDGDを取り巻く状況は決して安閑としていられるものではなく、この時期にお引き受けしてはたしてやっていけるかという不安が大きいですが、学会員のご協力を仰ぎDGDを発展軌道に乗せたいと思っております。

  DGDは来年が50巻ということになりますので、これを記念して特集号を出版したいと思っております。歴史を知る方々、第一線で活躍しておられる方々にバックグラウンドから、研究の展開、将来の展望などに関して総説を書いて頂きたいと思っておりますので、依頼を受けましたら是非お引き受け頂きますようお願いします。一般投稿も受け付けて、記念号を充実したものにしたいと思っております。来年早々に出版するということになりますと企画が遅いくらいですが、近日中に方針を発表したいと思います。

  DGD は大会抄録集をのぞいて、特集号を出してこなかったように思いますが、大会などであるトピックについてまとまった発表があるときは特集を組もうと思います。第39回大会は再生のシンポジウム、ワークショップがあり充実しておりましたので、特集を企画したところ、皆様快く執筆下さり、私の初仕事は49巻2 号のRegeneration and Tissue Remodeling の特集号となりました。また、Blackwellのご厚意により特集のすべての論文がopen accessとなっております。昨年野地先生がlimb meetingを開催されましたが、これも野地先生にeditorになって頂いてlimb developmentの特集にしようと思っております。

 雑誌の質を上げるのにも取り組まなければいけません。現在ではimpact factorがその雑誌のランク付けに使われております。内容はもちろんimpact factorもできるだけあげる努力が必要だと考えます。Impact factorはその雑誌がどれだけ引用されたかによって決まりますが、私の印象ではDGDに載せた論文を皆さんが引用されてないように思っておりました。最近ISI Web of Science を解析した結果そのことが事実であることが判明しました。たとえば2004年刊行の論文は6割くらいが日本人のものですが、その論文を2005, 2006年に引用したものを見ると、日本人はたったの20%でアメリカ、ヨーロッパともに35%くらいしめています(図)。裏返すとDGDが国際誌として認められていることを意味していると思われ、心強くも感じられます。それでも、機会があるごとにDGDの論文を引用して頂くようお願いします。 Impact factorねらいの無理な引用をお願いしているのではなく、相応な引用をお願いする次第です。

  ここ10年ほどDGDはBlackwell社に出版をお願いしております。その出版は文科省の科学研究費補助を受けておりますが、科研費のシステムが変わろうとしており、文科省は競争入札を義務づけようとしております。これは、継続的な雑誌の刊行とはなじまない制度で、会長のメッセージにもありますようにNPO法人化とも関係して参りますが、DGDの自立化を目指していかねばならないと思っております。

  Jounalのますますの発展に向け、会員の皆様のご協力をお願い致します。