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ショウジョウバエの幼虫の卵巣性中胚葉細胞と卵原細胞のin vitro培養


佐藤 卓也1  仁木 雄三1  Mahowald A.P.2

茨大・院理工・自然機能1,Stanford Univ.Sch.Med.2


ショウジョウバエの始原生殖細胞(極細胞)は初期胚盤葉期に形成された後、0?2回分裂を行い 平均35個になり、将来の生殖巣へ移動する。胚時期で分裂を停止していた始原生殖細胞は幼虫期に再び分裂 を開始する。昨年の大会で、幼虫各ステージの卵原細胞の増加特性を調べ、卵原細胞は、平均3回の分裂を行 い、最終齢では、平均90個になることを報告した。最近、幼虫の卵原細胞のおよそ17%が成虫の生殖幹細胞 になることが分かってきた(Song et al. 2002)。
生殖幹細胞の維持と分裂にはDecapentaplegic(Dpp)が重要な役割を果たしていることが明らかにされている (Xie and Spradling 1998)。しかし、幼虫期の卵原細胞の維持や分裂に対する遺伝的制御に関する知見はほとんどない。我々は 卵原細胞の分裂パターンにどのような因子が関与しているのか調べる手段として、幼虫の生殖巣を構成して いる細胞を培養化している。前大会において、三齢終期の卵原細胞はin vitroで1?2週間生存し、増殖することを報告した。
我々は幼虫の卵巣性中胚葉性の細胞培養化し、安定的な株を樹立することに成功している。現在、この細胞 株と卵原細胞あるいは、生殖幹細胞と共培養し、生殖系列の細胞の維持や分裂を促進するかどうか調べてい る。


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